最下位のアルビレックス新潟は20日、アウェーで残留を争う前節19位の横浜FCに0-1で敗れた。途中出場のFWアダイウトンに痛恨の一撃を食らい、4連敗で11戦勝ちなし。残り8試合で残留圏とは勝ち点8差となり、得失点差も17位の横浜F・マリノスとは13ポイント差。過去の例から見ても逆転残留は厳しくなったと言わざるを得ない。

新潟同様にシーズン途中に主力が抜けた湘南も最近14戦勝ちなし(4分け10敗)と、新潟以上に勝ち星に見放されて30戦6勝のまま19位に転落したが、今季の新潟はリーグ最少の4勝で最下位。30試合を消化して4勝のチームがJ1に残留したケースなどない。

就任後1分け9敗と10戦勝ちなしの入江徹監督は「自分の責任。大事なゲームだと、もちろん分かっていた」。今季から1試合の登録選手が18人から20人に増え、監督の交代策はより重要になったが、入江監督就任後、途中出場選手のゴールは0-3の後半追加タイムに一矢報いた川崎F戦(6月25日)でのMF奥村仁の1点にとどまっている。

横浜FCもシーズン途中に監督が交代したが、三浦文丈監督就任後は2勝2分け2敗と上向き。計6得点のうち4点を途中出場選手が挙げ、終盤の決勝点はこの日の新潟戦のアダイウトンを含めて2度目。今季途中加入の助っ人のゴールで残留に望みをつないだ。

新潟は同じく今季途中加入のFWブーダが決定機を逃し、今回の裏天王山の1試合で明暗くっきり。それでも最後の最後まで諦めずに走り、戦い抜くのがチームの伝統。ここまで選手交代は後手に回っている印象だが、勝ち点3獲得には根性論だけでなく、試合前からの緻密なプランも必要になりそうだ。【石川秀和】(ニッカンスポーツ・コム/サッカーコラム「解析料理」)

横浜FCに敗れ、厳しい表情でサポーターにあいさつする堀米(左から2人目)ら新潟の選手たち(Jリーグ提供・ゲッティ=共同)
横浜FCに敗れ、厳しい表情でサポーターにあいさつする堀米(左から2人目)ら新潟の選手たち(Jリーグ提供・ゲッティ=共同)