4大会連続五輪出場を逃したなでしこジャパンが、最下位ベトナムを破り最終予選初勝利を飾った。

 主将のMF宮間あや(31=岡山湯郷)と背番号10のFW大儀見優季(28=フランクフルト)を先発から外すなど、1-2で敗れた4日の中国戦から8人を入れ替えて臨んだ。前半39分、FW岩渕真奈(22=Bミュンヘン)が先制ゴール。直後にPKで追いつかれたが同45分、FW大野忍(32=INAC神戸)が勝ち越しゴールを挙げた。後半35分にMF川澄奈穂美(30=INAC神戸)、同41分にMF中島依美(25=INAC神戸)、同45分にFW横山久美(22=長野)、同48分にFW大儀見優季(28=フランクフルト)の得点で突き放した。

 試合前に中国が韓国に勝って勝ち点を10としたため、同7までしか伸ばせない日本はすでに五輪出場を逃していた。

 最終戦となる次戦は9日、北朝鮮と対戦する。