レアル・マドリードのウルグアイ代表MFバルベルデ(27)とフランス代表MFチュアメニ(26)が7日の練習後に殴り合ったとスペインメディアが同日、一斉に報じた。
Rマドリードは無冠濃厚のデリケートなシーズンが終わりに近づく今、選手間の諍いが続いている。そんな中、バルベルデとチュアメニは6日の練習で激しく口論し、これが火種となって翌日に殴り合いへと発展したとのことだ。
スペイン紙マルカによると、バルベルデは7日の練習前にチュアメニとの握手を拒否したという。これにより、トレーニングは非常に悪い雰囲気でスタートし、バルベルデの激しいタックルが続いたことで、チュアメニの堪忍袋の緒が切れたとのことだ。
練習後、ロッカールームで殴り合いが勃発し、チーム関係者が何人も介入しなければならない事態となったという。バルベルデはその際、チュアメニの打撃が原因ではなく、アクシデントで裂傷を伴う強い打撲を負ったため、病院で治療を受けざるを得なくなったとのことだ。
複数の選手はこの件を、「バルデベバス(練習場)で経験した中で最も深刻な事態」と話しているという。クラブはこの事態を重く受け止め、ゼネラルディレクターのホセ・アンヘル・サンチェスをまじえ、ロッカールームで緊急会議を開き、両選手の懲戒手続きを開始したと同紙は伝えている。
バルベルデはこの日の夜に自身のSNSで声明を発表。「昨日の練習中にチームメートと揉め事があった。試合の疲労やフラストレーションがあり、すべてが大けさ伝えられている。普通のロッカールームでこういうことは起こり得ることだし、外部に漏れることなく自分たちで解決されるものだ。この件の裏には明らかに、話を即座に広めた人物が存在する。さらに、無冠のシーズンでRマドリードは常に注目されており、あらゆることが誇張されてしまった」と説明した。
続けて、「今日再び意見の食い違いがあった。口論の最中、偶発的にテーブルにぶつかってしまい、額に小さな切り傷を負ったので、プロトコルに従い、病院へ行かなければならなかった」とけがの経緯を明かした。
しかし、「チームメイトは僕を一度も殴っていないし、僕も彼のこと殴ってなどいない。皆にとっては、僕たちが殴り合いをしたとか、意図的だったと信じる方が簡単だと理解しているが、そんなことは起きていない」と報道を完全否定し、謝罪の意を示していた。
一方、Rマドリードは同日夜、まずバルベルデが頭部外傷と診断され、10日から14日間の安静が必要であることを伝えた。その後に公式声明を出し、「フェデリコ・バルベルデ選手とオーレリアン・チュアメニ選手に対し、懲戒手続きを開始することを決定した」と何らかの処分を科す可能性を示唆した。(高橋智行通信員)

