なでしこジャパンの10番を背負うFW大儀見優季(28=フランクフルト)が途中出場で最終予選2点目を決めた。

 今大会初のベンチスタートとなったが、後半21分に途中出場。同35分に絶妙なクロスでMF川澄のゴールを演出すると、ロスタイムに入った後半48分にみせた。川澄のクロスを右足のボレーシュートで捉え、チーム6点目。ゴールラッシュを華麗に締めくくった。

 試合2日前の5日には、3試合で1得点の自分に対し「エースとして見せないと、説得力がない」と、周囲への提言に相応する結果を求めてきた。ベトナム戦開始前にリオ五輪出場は消滅したが、有言実行で存在感を発揮。「(チーム全体が)積極的に、泥臭く、前に出てプレーをすることができた。これをずっとできるようになれば、もう1回世界で1番になれる。そこを目指してやりたい」と力強く言い切った。