約2年ぶりの先発でフル出場したDF昌子源(24)は、守備陣としての1失点を反省も、イラク戦(13日、テヘラン)へ前向きだった。

 後半3分、相手クロスボールに自身がマークしていたFWマルドキアンに競り負け、頭で決められた。だが、それ以外のプレーは安定。ゴール前でフェイントで揺さぶるマルドキアンを、体をクルリと反転させて右足で阻止するなど持ち味の1対1の強さを示した。攻撃でも縦パスからFW久保のシュートにつなげるなど起点にもなった。「入りは硬かったかなと思うけれど、徐々にリラックスできた。(長友)佑都くんと(吉田)麻也くんと連係も徐々に良くなったことは自分的には良かったこと。失点も、もともとはオレのマーク。DFはやられて成長するポジションだと思う。くよくよしていても次につながらない。反省はしますけれど」と手応えは得ていた。