日本(FIFAランク40位)がW杯ロシア大会出場決定後、初の国内試合を不完全燃焼のまま終えた。ニュージーランド(同113位)に2-1で辛勝したが、チャンスを外し続けるなど攻守に内容は乏しかった。

 FW乾貴士(29)が、後半途中出場で前線を活性化させた。武藤に代わって左FWに入り、ドリブルや周囲との連係で攻撃の起点になった。後半42分の決勝点は、左からの好クロスを逆サイドの酒井宏が折り返して生まれた。攻めが一本調子になりやすい中、独特のリズムはアクセントになった。「クロスは適当。誰かが決めてくれると思っていた。決めてくれて良かった」と笑わせた。