パラグアイに遠征しているU-21日本代表は25日、アスンシオンで行われた国際親善大会の最終戦でU-21パラグアイ代表と対戦し、1-2で敗れた。3試合を1勝(PK戦での勝利)2敗で終え、4チーム中の最下位。日本は前半にPKを献上するなど2点を失った。後半は序盤に相手に退場者が出て優勢に立ち、MF三好(コンサドーレ札幌)のシュートで1点返したが及ばなかった。

 南米勢との3試合で、東京五輪(オリンピック)を目指す21歳以下の日本は1度も、90分間での勝利を味わえなかった。「技術的に通用したところは多かったが、そこから相手に脅威を与え、得点を奪う局面をもっとつくらないといけない」と森保監督。要所の迫力不足という課題があぶり出された。パラグアイ戦も、相手に退場者が出た後半に詰めの甘さを露呈した。何本も惜しいクロスを上げた初瀬(ガンバ大阪)は「あともう少しでアシストというところも多くあった」と唇をかんだ。