日本サッカー協会(JFA)相談役で、元キャプテンの川淵三郎氏(81)が10日午後、ツイッターでの発言を小休止すると、自身の公式アカウントで明らかにした。

 「我ながら、ちょっと突っ走り感あり。スマホ病にかかりそう。いや、もうかかっているのかな?少し小休止します!」

 川淵氏は、田嶋幸三会長(60)がサッカーW杯ロシア大会に出場する日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督(65)の電撃解任を決断した9日に「監督更迭。遅きに失したと言われるだろうけどまだ時間がある。どん底からのスタートだから上昇あるのみ」、「正直、このタイミングで解任を決断したことに敬意を表したい。数%の奇跡を求めて、批判されることは覚悟の上とは言え中々出来ることではない。本人に告げる時の心境は胃が痛いどころの話ではない」などとツイートした。

 一夜明けた10日午前10時代にも「僕が言えるのは余程のことがない限りこの種の決断は出来ません。だから説明出来ない余程のことがあったのでしょう」などとツイートした。そうした川淵氏のツイートに対し、賛否両論のツイートが寄せられており、同氏は「良くも悪くも僕は会長経験者としての感想をツイートしているわけでサポーターの皆さんとの感想の相違は当然のことでしょう」と、反論とも取れるツイートをした。

 ところが、そのツイートから約2時間後の同日正午過ぎに「我ながら、ちょっと突っ走り感あり」(コメントは原文のまま)とし、休止を宣言した。

 川淵氏は、ボールゲーム9競技の日本の最高峰12リーグの競技力の向上と運営の活性化を目指した活動を行う、日本トップリーグ連携機構の会長として、3月8日に自身のツイッターアカウントを開設し、サッカーをはじめ、関心のある事象について忌憚なくツイートしてきた。

 4日は、フィットネスクラブを運営するRIZAP(ライザップ)グループがJ1湘南ベルマーレを傘下に収めるべく、筆頭株主の三栄建築設計と湘南を運営するための合弁会社を立ち上げる協議を行っている件が報じられたことを受けて、両者が正式発表をする前の段階ながら、ライザップの瀬戸健社長(39)と湘南の真壁潔会長(56)から、事前に交渉の件について話を聞いたとツイッターで“暴露”していた。