2大会ぶり5度目の優勝を狙う森保一監督率いる日本(FIFAランク50位)は、20歳のDF冨安健洋(シントトロイデン)の国際Aマッチ初ゴールでサウジアラビア(同69位)を下してベスト8進出を決めた。

序盤はサウジアラビアがボールを支配した。前半12分には自陣右サイドを崩されて左クロスを許し、これをMFビシがワントラップして強烈ボレーシュート。エリア内にいたDF吉田麻也(30=サウサンプトン)が顔面でブロックして、なんとかピンチを防いだ。

サウジアラビアペースで試合が進む中、前半20分に日本は左サイドのMF原口元気(27=ハノーバー)の仕掛けから最初のコーナーキックを獲得。MF柴崎岳(26=ヘタフェ)が右足で蹴ったボールがファーサイドのDF冨安へ。188センチの長身で競り勝った冨安が頭で合わせて、先制点を突き刺した。これがアジア杯の日本人最年少得点を更新するゴールとなった。

冨安はサウジアラビア戦に向けて「得点を取る、取れる選手になりたい。チャンスがあれば狙いたい」と話していた。有言実行の活躍で、大仕事をした。

何とか競り勝った日本は、24日の準々決勝でベトナムと対戦する。