日本はFIFAランク1位の米国と初戦を戦い、2-2で引き分けた。

日本の高倉麻子監督は新戦力を積極起用した。ボランチにMF松原有沙、2トップの一角にFW小林里歌子の共に代表初出場の2人を並べて試合はスタートした。

前半は相手の速い攻撃に押され、前半24分に左サイドを崩され、相手FWラピノーに先制を許す。そのまま1点ビハインドで前半を折り返した日本は、迎えた後半22分、左サイドからの攻撃から、相手DFのクリアボールをMF中島依美が冷静にゴール左に決め、同点に追いついた。

31分に再びFWモーガンに一瞬の隙を突かれて勝ち越しゴールを許してしまうも、日本は諦めない。後半ロスタイムにMF長谷川唯がゴール前に抜け出すと、右サイドでフリーになっていた途中出場のFW籾木結花へパス。これをしっかり右足で決め、土壇場で同点に追いついた。

試合はこのまま終了。後半途中には18歳のFW遠藤純も代表デビューを果たすなど、日本は新戦力を積極的に試しながら強豪との対戦を2-2の引き分けで終えた。

次は3月2日(日本時間3日)のブラジル戦。高倉監督は「自分たちのスピードは改善できる。勝つことはもちろん。タイプ違う相手に勝ちきりたい」と大会初勝利を見据えた。