日本代表の森保一監督(51)が16日、兼任して指揮する東京オリンピック(五輪)世代のU-22(22歳以下)日本代表の活動に合流するため、強行軍で広島入りした。

A代表を率い、14日にキルギス・ビシケクでワールドカップ(W杯)アジア2次予選のキルギス戦を終えたばかり。2-0で勝ち、翌日にキルギスをたち、この日朝に成田空港へ帰国。19日の国際親善試合キリンチャレンジ杯ベネズエラ戦(吹田)のため大阪へ向かうA代表のチーム本隊を離れ、五輪代表が合宿を行っている広島へやって来た。乗り継ぎ、時差もある大移動に疲れを見せることもなく、待ち受けた報道陣に笑顔で会釈して宿舎へ向かった。

17日にはU-22が同コロンビア代表との国際親善試合に臨む。森保監督が国内で同代表の指揮をとるのは初めて。今回はA代表に招集していたMF堂安律(PSV)、MF久保建英(マジョルカ)、DF板倉滉(フローニンゲン)を五輪代表に合流させ、現段階でのベストメンバーで融合をはかる。

コロンビア戦後は大阪へ移動し、ふたたびA代表の指揮官として19日のベネズエラ戦に臨む。過密を極めるスケジュールをこなしながら、20年東京五輪と22年W杯カタール大会を見据えた強化を続ける。