西野朗監督(64)率いるU-23タイ代表は、強豪オーストラリアに逆転負けを喫した。

立ち上がりはオーストラリアの勢いに押されたが、2万2000人を超える開催国の大声援を受け、徐々にペースをつかんだ。連動的な攻撃でチャンスを作ると、前半24分に左サイドのDFティタトーンがクロス性のシュートを放った。これが左ポストに当たってファーサイドに流れたところに、走り込んだMFアノンがダイレクトシュート。幸先の良い先制ゴールに、西野監督は静かにガッツポーズをして喜んだ。

前半終了間際に1点を許したものの、後半もアグレッシブに攻め込んだ。しかしなかなかチャンスをモノにできないまま、時間が進み、後半31分、自陣右サイドを崩されて痛恨の失点。ここから立て直すことはできず、1-2で敗れた。

2試合を終えて、タイはオーストラリアと勝ち点差1のA組2位。初の決勝トーナメント進出は、イラクとの第3戦(14日)に持ち越しとなった。