ギリシャ1部PAOKテッサロニキに所属するMF香川真司(32)が、初の自叙伝「心が震えるか、否か。」(幻冬舎、1760円)を4月7日に出版する。

FCみやぎバルセロナを知った小学5年から、高校2年でC大阪とプロ契約、初めての日の丸、英雄になったドルトムント、世界最高峰と挫折を知ったマンチェスターUなどサッカー人生を8つの章で構成。約380ページの大分量で、少年少女や若手選手のために成功の極意も失敗の教訓も明かしている。

“兄”の存在にも触れている。6歳上の俳優小栗旬(38)。「15年ごろから真司が一気に大人になった」との証言で、14年W杯ブラジル大会で勝てず、マンUを去り、15年アジア杯8強で終わった香川の変化を紹介。小栗から「俺たちが演じるのは数千人の前。真司は8万人の観客を熱狂させているじゃないか!」とリスペクトされる話や「自分に兄貴がいたら、こんな感じなのかなぁ」(香川)「僕の弟」(小栗)と認め合う関係もつづられている。