22年ワールドカップ(W杯)カタール大会の抽選会が1日にドーハで行われた。1次リーグで日本はE組に入り、強豪スペイン、ドイツとの対戦が決まった。

J1名古屋などで活躍したピクシー、ことセルビア代表のドラガン・ストイコビッチ監督(57)は「死の組」に入った日本へ、愛のあるエールを送った。

抽選会後の取材エリアで、わざわざ日本の報道陣の前に来て取材に応じた。

日本について聞かれたピクシーは「ジャパン イズ ベリー ハードグループ…。ゴメンナサイ、ホントニ…ツヨイ…」。なぜか謝罪しながら、日本を思いやるように苦しそうな表情で答えた。

それでも、選手として8年間、監督として6年間を過ごした愛着のある日本へ、勝利へのエールも忘れなかった。

「誰も怖がらず、恐れないこと。自分たちを信じ、自分たちはできると信じること。とてもシンプルだ。諦めないこと」

W杯は約8カ月後。日本はストイコビッチ氏を驚かせ、違う意味で「ゴメンナサイ…」と言ってもらえるような、快進撃を見せたい。

なお、ピクシーのセルビアはG組で、ブラジル、スイス、カメルーンとこちらもなかなかハードな国がそろった。

(ドーハ=磯綾乃)