サッカー日本代表FW上田綺世(25=フェイエノールト)が、“戦術・上田”の領域に到達することを誓った。新天地で欧州チャンピオンズリーグ(CL)で欧州最高峰の舞台を経験。森保ジャパンで売り出し中の仲間に負けじと、絶対的なストライカーに成り上がる覚悟を語った。チームは17日の国際親善試合キリンチャレンジ杯チュニジア戦(ノエスタ)に向け、新潟から兵庫へ移動した。

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代表でもひときわパワフルなキックのインパクト音。蹴ったボールがへこみそうな「ドンッ」と響く音で、上田のシュートだと分かる。カナダ戦から一夜明けたデンカS。さわやかな秋晴れの中、上田はFW古橋とともに名波コーチのもとで最後までシュート練習を繰り返した。チュニジア戦では出場が期待される。「出た時間で最大限、自分らしさを出せれば」。短い言葉に気合いがみなぎった。

フェイエノールトで今季初めてCLに挑み、世界最高峰の点取り屋たちを目の当たりにした。Aマドリードのスペイン代表FWモラタらについて「(個人が)1つの戦術になるレベルの選手もいる」と表現。「チームの戦術に沿ってプレーすることも大事だけど、枠に収まらないようなところも見せないと。FWの価値はそれくらいある」。勝敗に直結するポジションの価値と魅力をあらためて感じた。

チームは史上初の5試合連続4得点以上とゴールを量産中。自身の現在地について「(ボールが)収まらなかったり、もっと顔を出さないといけなかったり」と冷静に課題を分析。カナダ戦で先発したFW浅野ら攻撃陣と競うように得点を重ねていきたいところだ。

22年6月に0-3で完敗したチュニジアから雪辱弾を決めることが、成長の証しとなる。「世界的に、相手にとって脅威となる選手が日本にも出てきて、勝てている。自分もそうなっていかないと」。伊東や久保、三笘だけじゃない。日本には怖いFWがいると、ピッチで示す。【岡崎悠利】

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