川崎フロンターレが19日、神奈川・川崎市内で21日の天皇杯・JFL栃木ウーヴァ戦(栃木県代表)戦に向け調整を行った。

 25日にはリーグ戦のガンバ大阪戦も続き、鬼木達監督は「連戦でもあるので、できるだけフレッシュなメンバーを起用したい」と示唆。GK新井章太(28)が先発を務める可能性が高まった。新井はアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)のアウェー・イースタン戦(香港)以来の先発となる。「ビルドアップ(攻撃の組み立て)の部分で、自分からつないでみんなを動かしていければ。考えすぎずに試合に入りたい」と意欲を見せた。

 今季、ガンバ大阪から加入したMF阿部浩之(27)とは同年代で仲がよく、お互いにいじり合う。17日の広島戦で決勝弾となるスーパーミドルを決めた阿部は「毎日、新井章太という素晴らしいGKと練習しているからシュートがうまくなりました」とコメントしていた。試合後、阿部から「(GKが)章太(新井)君だったら、入らんかったと思うわ」と感謝? されたという。新井は「毎日の練習を自信にしてやりたい。あとはコンディションを上げていければ」と話した。