ベガルタ仙台はホームで柏レイソルに1-1で引き分け、連敗を3で止めた。後半ロスタイムにMF中野嘉大(24)が同点弾を決めた。

 3戦連続で失点を喫していた前半はしぶとく守った。立ち上がり、DF裏への抜けだしを狙われたが、初先発初出場のMF椎橋慧也(20)ら3バックが体を張ってブロックした。同39分にカウンターを受けたが、MF富田晋伍(31)が止めた。

 耐えしのいだ末の同ロスタイム1分。DF蜂須賀孝治(27)がグラウンダーのクロスを供給。FW西村拓真(20)を通り抜け、ペナルティーエリア中央のFW石原直樹(32)に届いた。石原は後方にパス。西村がシュートを狙ったが、相手選手と接触し、ファウルと判定された。

 久しぶりにビハインドとならずに迎えた後半。同20分、ペナルティーエリア手前で椎橋がスルーパスを出し、石原が流し込もうとしたものの、相手DFに止められた。しかし同23分、CKから頭で決められた。追いつくために、同24分にFWクリスラン(25)を投入。さらに同28分には新加入MF古林将太(26)が移籍後初出場した。終了間際にゴール前で石原からパスを受けた中野が同点弾を決めた。【秋吉裕介】