昨年度の高円宮杯U-18プレミアリーグと全国高校選手権を制した青森山田は、3回戦で姿を消した。

 選手権決勝と同じ顔合わせとなった一戦で前半5分、MF田中凌汰(3年)が先制ゴールを挙げた。しかし、同31分に同点に追い付かれて、前半を1-1で折り返した。

 流れを引き寄せたかった後半の立ち上がり、いきなり勝ち越しを許した。後半2分にCKから失点し、終盤の同25分に痛恨の3点目を喫した。

 昨年は4強入りしたが、今年は選手権のリベンジを許した。黒田剛監督(47)は「トーナメントを勝ち上がるパワーが足りない。精神部分が甘い」と指摘した。「これからの強化材料。負けた悔しさをバネにする」と立て直しを誓った。