セレッソ大阪が後半ロスタイムのDF木本恭生(24)の劇的ゴールで、クラブ悲願の初タイトルに王手をかけた。

 残り時間約30秒。右サイドからのMF水沼宏太(27)のクロスに頭で合わせた。第1戦は2-2引き分けで、1-1のままならアウェーゴールの差でガンバ大阪が勝ち上がっていた。「みんな頑張って1失点に抑えていたし、みんなで取った1点」と木本。

 尹晶煥監督(44)は「チーム全体の、決勝に行こうという気持ちが大きかった。(これまでタイトルを取れなかった)セレッソの弱さを改善しようというみんなの努力が、こういう結果につながった」。決勝は11月4日、埼玉スタジアムで川崎フロンターレとの決戦となった。