J1柏レイソルは24日、柏市内で26日の首位鹿島アントラーズ戦(カシマ)に向けて約1時間、非公開で練習を行った。

 現在、3位のセレッソ大阪とは勝ち点2差の4位。ACL出場権を得られる3位以内進出には負けられない戦いとなる。負ければ鹿島の優勝が決まる一戦でもあるが、簡単に白星を譲るつもりはない。

 大一番を前に下平隆宏監督は「(鹿島を)リスペクトするところは当然ありますが、がっぷり四つでやりたいと思います。ひとつの目標だった勝ち点60まであと2ポイントなので、鹿島に勝ってとりたい。自分たちの持ち味を出せれば自信にもなる」と話した。

 7月のホームでの対戦では、先制しながらも2-3で痛恨の逆転負けを喫した。GK中村航輔(22)は「1回負けている相手なので勝ちたい。いつも通りやれればと思います」と静かに闘志を燃やし、MF中川寛斗(23)も「相手のホームでしっかり勝って、借りを返したい」と意気込む。

 チケットは完売しており、満員の相手サポーターのプレッシャーを受けながらの試合となることが予想される。茨城県出身のDF中山雄太(20)は「楽しみだし、結果を出すことが重要だと思う。(地元の)友達がアントラーズを応援していて、スタジアムに来るという情報も聞いています。しっかりプレーして優勝を決められないようにしたい」と話した。