北海道コンサドーレ札幌のDF浜大耀(19)が今日4日のルヴァン杯清水エスパルス戦(IAIスタジアム日本平)で公式戦初出場初先発することが濃厚となった。チームは3日、試合に向けて札幌・宮の沢で調整した。ユースから昇格したプロ2年目は「試合に飢えている。できることをしっかりやりたい」と気持ちを高ぶらせた。

 昨年9月に左膝軟骨損傷の手術を受けた。その影響で年明けからのキャンプは別メニューだった。周囲がミハイロ・ペトロビッチ監督(60)の攻撃的サッカーに取り組む姿を、悔しさをのみ込んで見つめた。“ミシャサッカー”に関しては「頭の判断スピードを変えないといけないと感じている」と話す。出遅れたが「いきなり入って混乱するよりも、整理して入れたのでスムーズだった」とプラスに捉えている。

 足元の技術に定評があり「逆サイドへのチェンジでアピールしたい」と意気込む。ユースの同期、FW菅大輝(19)は今季リーグ戦全試合でスタメン出場と活躍している。「自然と意識してしまうが、あんまり気にせず自分のペースでやりたい」。満を持して、デビューのピッチに立つ。【西塚祐司】