最下位サガン鳥栖は初勝利を挙げたが、1試合を残し1次リーグ敗退が決まった。それでも前回、敵地で敗れたV・ファーレン長崎に意地を見せた。

 気迫を前面に球際の攻防や切り替えの速さなどで上回った。前半35分、2種登録の鳥栖U-18FW石井快征(18)が、クラブの公式戦最年少得点記録を更新する初出場初得点を決めた。PKで相手GKがはじいたボールをゴールに突き刺し先制。後半26分、石井が奪ったPKをFW小野裕二(25)が決めて突き放した。鳥栖ユースの先輩、FW田川亨介(19)の記録を21日短縮する18歳1カ月7日でプロ初得点の石井は「必ず点を決める思いだった。失敗しても思いきりやろうと思った」と笑顔だった。