J2アルビレックス新潟の後援会が主催する「アルビレックス新潟激励会」が12日、新潟市の新潟県民会館で行われた。

急性白血病から復帰したDF早川史哉は、この日が25歳の誕生日。ステージ上で花束を渡されるなど、祝福を受けた。

「最高の誕生日でした」。早川は笑顔を見せた。サプライズが起きたのは選手が4グループに分かれて行うトークショーでのこと。最初の組で登壇した早川は、司会の平畠啓史(50)にうながされ、ステージ前方に立った。そこに新潟ユースの先輩、FW平松宗(26)がステージの袖から現れた。平松から花束を贈呈されると、1700人の観客から拍手と「史哉」コールが飛ぶ。「全力で目標のJ1昇格に向けて突き進みます」。温かい祝福にあらためてステージ上で決意を述べた。

ルーキーだった16年以来の激励会出席だった。17、18年は治療のため欠席。「1年目は緊張でがちがちだった。今日はお客さんの顔が見えた」。病気を克服して立った今年の舞台では落ち着きがあった。その分、「開幕スタメンを目指す」という意欲が増幅。16日からの高知キャンプでも、全力を尽くす覚悟はさらに強くなった。