J1清水エスパルスDF立田悠悟(20)が、本職でのレギュラー定着を誓った。鹿児島キャンプ3日目の2日は、午後練習で調整。ゲーム形式のメニューでは主力組のセンターバックに入った。全体練習後も篠田善之コーチ(47)の個別指導で、クロスへの対応を入念に確認。今日3日のJ2山形との練習試合に向け「守備の共通意識を確認したい」と表情を引き締めた。

昨季は右サイドバックとしてリーグ戦25試合に出場するも、本職はセンターバック。今季は「真ん中で勝負したい」と意気込む。アジア杯では東京五輪世代のDF冨安健洋(20)が主力として活躍。カタールとの決勝も宿舎のテレビで観戦したという。「あの舞台に自分が立てていないことでふがいなさを感じた。悔しさもある」。ライバルとの差を痛感し、闘志に火が付いた。

今季は志願して背番号「2」に変更。かつてクラブでは元日本代表DF斉藤俊秀氏(45)がつけていた番号だ。立田は「責任はあるし、恥じないプレーをしなければいけない。しっかりチームに貢献できる選手になりたい」と力を込めた。今年でプロ3年目。まずはチームで不動の地位を築き、目標の日本代表入りを目指す。【神谷亮磨】

◆立田悠悟(たつた・ゆうご)1998年(平10)6月21日、静岡市生まれ。入江SSSでサッカーを始め、清水ジュニアユース-ユースを経て、17年にトップ昇格。東京五輪を目指すU-21(21歳以下)日本代表候補。191センチ、81キロ。血液型O。右利き。