浦和レッズがホーム開幕戦で北海道コンサドーレ札幌に敗れ、今季の公式戦3試合勝ちなしとなった。

元指揮官のペトロビッチ監督率いる札幌に、開始2分であっさり最終ラインの裏を取られて先制される。前半27分にはDFマウリシオのパスをカットされ、カウンターで2点目を奪われた。ともに新加入のFW鈴木(前V・ファーレン長崎)に決められ、大型補強して発展途上を強調する浦和にとって言い訳できない結果となった。

DF槙野は「ひと言で言えば完敗。よく2点で済んだ」。オリベイラ監督も「前半は非常に悪い出来だった」と認めた。前半終了時にブーイングを浴びる内容だった。

後半は2トップの杉本を下げて興梠の1トップに。シュート数は前半2本から後半12本と改善された。それでも決定機を生かすことができず、今季初戦の富士ゼロックス・スーパー杯(対川崎フロンターレ、0-1)とリーグ開幕ベガルタ仙台戦(0-0)に続く無得点試合が3に伸びた。

興梠は「無得点はFWのせい。この雰囲気を何とかしたいと思ったけど、90分を通してのチャンスは少なかった。はまらなかった部分をチームとして話し合っていきたい」と反省した。