清水エスパルスが打ち合いを制して、逆転勝ちを収めた。

前半は横浜F・マリノスが先制。同31分、小気味よくパスをつなぎ、中央から打開。縦パスを受けたDF和田が鋭い切り返しで相手を振り切ると、走り込んだFWエジカル・ジュニオが右足でネットを揺らした。1点を追う清水は横浜のパス回しに翻弄(ほんろう)される展開。カウンター狙いの攻撃も鳴りをひそめた。

前半精彩を欠いた清水は後半開始から動いた。MF中村に代えて、MF西沢を投入。システムも4-2-3-1から、4-1-4-1に変更すると、好転した。同14分、右CKからFWドウグラスの折り返しをDF松原がヘディングで押し込み、同点。横浜は同36分にFW仲川が勝ち越しゴールを決めるも、直後にMFマルコス・ジュニオール(26)が2枚目の警告を受けて退場した。

数的優位となった清水は反撃に出る。同44分にカウンターからFWドウグラスが同点弾。ロスタイムにはMF西沢が決勝点を挙げた。西沢のプロ初ゴールが決勝点となり、清水は2戦ぶりの白星を飾った。