湘南ベルマーレはホームでヴィッセル神戸に3-1で逆転勝ちし、リーグ戦2連勝を飾った。

ホームでの白星は3月17日の第4節ベガルタ仙台戦以来、約4カ月ぶり。曹貴裁監督(50)は「サポーターには苦しい思いをさせていた。恩に報いることができたと思う。次をどう戦っていくかが大事になってくると思います」と話した。

ホームでつかんだ久しぶりの勝利に選手らも安堵(あんど)の表情を浮かべた。後半24分に反撃ののろしをあげる同点ゴールを決めたFW山崎凌吾(26)は「湘南らしいサッカーを続けた結果だと思う」と笑顔を見せ、満員に埋まったホームサポーターの大声援には「声は届いていたし、また喜ばせられるように努力していきたい」と感謝した。

その山崎のゴールからわずか5分後の29分に決勝点となる2点目を決めたMF杉岡大暉(20)は「これを続けていくことが大事」と冷静に振り返った。今季リーグ戦初ゴールは利き足とは逆の右足での一発だった。得点シーンについては「少し練習もしていたので、右足にこぼれた時点で狙ってみようと思った。いいシュートになったと思う」と胸を張った

33分には左サイドで得たFKにDFフレイレが頭を合わせてダメ押しの3点目。戦前は勝ち点わずか1差で上回られていた神戸相手に大きな1勝を挙げ、後半戦での巻き返しに勢いをつけた。