ヴィッセル神戸の元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(35)が5日、神戸市内で合同インタビューに応じた。

前節鹿島戦を欠場したイニエスタは患部をテーピングで固めて現れた。右足親指を骨折していたことを明かし、勝ち残っている天皇杯など残り試合への意気込みを語った。

以下、イニエスタと一問一答

-今シーズンを振り返って

イニエスタ いい時も悪い時もあり、浮き沈みのあったシーズン。高いレベルを維持できなかったことが結果に表れている。来シーズンに向け、学んで成長していかないといけない。

-ビジャの引退は早い

イニエスタ 回りから見て「まだいける」感覚と、選手個人の感覚は齟齬(そご)が生じる。選手自身がどれだけ自分に期待しているか。(試合の)90分だけじゃない。リカバリーに時間がかかったり、ケガをした時のリハビリにかかる時間。総合的に見て、判断したのだろう。

-自身の今後は

イニエスタ まだ契約が2年残っている。ここに来た時からプレー、生活を楽しんで満喫している。(クラブの)高い目標に到達するために貢献し、成長の手助けをする。そのモチベーションは変わらず持っている。これからもやり続ける気持ちを持っている。

-神戸のサッカーの変化は

イニエスタ 自分の感覚では良くなっている。ただ、監督の交代があったり。難しい状況で結果優先で、スタイル追求に難しい時期はあった。その中で総合的にクラブとしてポジティブな働きかけはできており、来シーズンへの下積みはできている。しかし、リーグのトップレベルとやり合うにはあと2段階ぐらい階段を上がらないといけない。そのためにひたすら働きかけないといけない。