J2アルビレックス新潟は20年シーズンに向けた選手の契約更新、加入、退団などの動きが続いている。来季から指揮を執るスペイン人のアルベルト・プッチ・オルトネダ監督(51)の体制の構築が進む。

来季はJ2、3年目。その影響から若手主力の流出が目立つ。昨オフのFW河田篤秀(27=徳島)に続いて、今季はJ2得点王のFWレオナルド(22)がJ1浦和、大卒で2季所属し副主将も務めたMF戸嶋祥郎(24)が来季J1へ昇格する柏へと主力がステップアップの移籍を果たした。

GK野沢洋輔(40)が現役引退し、FW田中達也(37)、FW矢野貴章(35)、MF小川佳純(35)、MFチョ・ヨンチョル(30)が退団。期限付き移籍中のDF川口尚紀(25)が柏、FW平松宗(27)がJ3富山に完全移籍。チームの変革を示すようにJ1時代を知るベテランや下部組織出身選手が新潟を去った。

一方で大学屈指のGK阿部航斗(22=筑波大)、18年に入団が内定し、特別指定選手として19年リーグ戦にも出場したFW矢村健(22=新潟医療福祉大)が新加入。町田からMFロメロフランク(32)、長崎からMF大本祐槻(25)を完全移籍で獲得。DF堀米悠斗(25)、DF早川史哉(25)ら主力が契約を更新した。新たなチームの輪郭もできつつある。