四日市中央工の主将MF森夢真(ゆま=3年)がプロ入りをかけて臨む高校最後の選手権で初戦から3戦5発の活躍をみせ、ついに得点ランクトップに躍り出た。

PK戦の末に競り勝った日章学園戦では前半11分に相手のクリアボールを体に当てて先制点をゲット。2-2で迎えた後半16分にもPKで自身2点目を挙げ、勝利に貢献した。

今後の進路は「プロ1本で考えている」と言い切り、大学進学なども現状では決めていない。「オファーがなければサッカーをやめようと思っている。それぐらいの覚悟です」。初戦から背番号10を背負う名門の主将としてチームをけん引。自身のアピールと共に狙うのは帝京と両校優勝となった91年度越えだ。「満足していないし、まだまだ足りない。プレーで引っ張って四中工の悲願である単独優勝を成し遂げたい」と力を込めた。