J2ジュビロ磐田の新加入FWルリーニャ(29)が上々の“デビュー”を飾った。

5日の午前中に磐田市内で加入会見に臨み、午後はJ3SC相模原との練習試合(45分×2本)で先発出場。2トップに入り、輝きを放った。前半37分、前線からのプレスで自らボールを奪うと、右足で流し込み、先制点。出場した45分間ではFKのキッカーも務めるなど、存在感を示し「ゴールを取れたことは自信につながる」と声を弾ませた。

ブラジル人助っ人は1日から全体練習に参加。就労ビザ取得などの手続きで合流は遅れたが、コンディションは維持している。前所属のキプロスでは1月6日のリーグ戦でフル出場。その後は母国ブラジルに一時帰国し、来日した。磐田での初実戦を見守ったフベロ監督(45)も「100%ではないが、動けている。結果が出たことはいいことだと思う」とうなずいた。

170センチと小柄だが、得点に絡むプレーが最大の持ち味。ルリーニャは「アシストでも貢献し、ゴールも取りたい。それほど時間はかからずに、チームの力になれるはず」と決意を口にした。山形との開幕戦まで、18日。期待の新戦力が急ピッチで仕上げていく。【神谷亮磨】