恥骨周辺の痛みから回復した北海道コンサドーレ札幌FW鈴木武蔵(25)が、2戦ぶりの実戦で復調をアピールした。0-1の1本目13分、中央左でボールを持つと、豪快に右足を振り抜く同点弾。出場した実戦5試合で4発と安定しているが「あと2点ぐらいは取らないといけなかった」と大敗だったゲーム内容にうれしさはない。

沖縄キャンプ2日目から別メニューでの調整を続けていたが、コンディションは「大丈夫」。昨季リーグ戦自己最多の13得点を挙げたチーム得点王は、開幕に向けて90分間プレーして不安要素を払拭(ふっしょく)した。「立ち上がりは結構、悪くなかった」と一定の感触はつかんだという。10日に終わる沖縄キャンプでは、チームは実戦2試合で2連敗に終わった。「切り替えて鳥栖戦に向けてしっかり準備したい」と、課題を明確にして熊本に乗り込む。