清水エスパルスU-12清水が6-0でSEPALADA SC(富士市)に快勝し、初優勝を飾った。決勝では仲野真翔(まなと、6年)が前半13分に左足で先制点。後半3分には華麗なターンから追加点を挙げるなど、攻撃をけん引した。最優秀選手にも選ばれたヒーローは「6年生にとって最後の大会だったので、優勝できてうれしいです」と笑みを見せた。

今大会は6試合で32得点無失点。圧倒的な強さを見せつけた。過去2年間は決勝で敗れ、2年連続で準優勝。「三度目の正直」で頂点に立った。大会直前にはクラブの組織編成で渡辺誠監督(39)が異動。今大会に限り指揮を執った鈴木隼人コーチ(37)は「監督が積み上げてきたものを選手が出してくれた」とたたえた。チームからは5人がジュニアユースに昇格する。仲野もその1人で「もっとドリブルを磨いてプロになりたいです」と目標を掲げた。【神谷亮磨】