東京オリンピック(五輪)世代の浦和レッズDF橋岡大樹(21)が新型コロナウイルス事前検査と無観客試合による早期の今季再開を希望した。23日、クラブ主催によるウェブ会見に臨み、22日にJリーグから今月29日をめどに再開日の検討に入ることなどが出たことを歓迎。「今、めどがたってきたことがすごくうれしいです。僕らも早く試合がしたいですし、無観客でも、むしゃくしゃする気持ちをピッチで表現できるので、早くサッカーがしたいというのが正直な気持ちです」との率直な心境を口にした。

22日のJリーグとプロ野球による新型コロナウイルス対策連絡会議で推奨された事前検査についても「受けて(試合を)やるのがいいかなと思います。難しいことがありますが、まず何よりも自分が無症状感染というものもありますし、外に出歩いて他の方に迷惑をかけるのも自分の中では嫌です。迷惑かけないことが当たり前なので。できるなら検査したい」と前向きな姿勢だ。

22日のJリーグ臨時実行委員会では、公式戦再開まで要する全体練習の期間を「4~5週間」と設定された。橋岡は「全然、準備はできる。むしろ準備しないといけない。再開したら言い訳できない。トレーニングはやっているし心配ないと思います」と口調を強めた。今月17日に21歳の誕生日を迎え、来夏には東京五輪を控える立場にある。「まずはチームの中心的存在になることが目標。今年はチームを引っ張りたいと思っています。(五輪で)1年成長した姿をみせられれば」との自覚を持ちながら、公式戦再開を見据えていた。