藤枝明誠(静岡)が20日、部活動再開後初の対外試合を行った。浜松市内で浜松開誠館との練習試合(35分ハーフ)に臨み、2-0で勝った。前半10分、FW高野雷我(らいが、3年)がドリブル突破から先制点。同32分には、こぼれ球を拾ったMF渡辺翔太(2年)が追加点を奪った。渡辺は「紅白戦とは雰囲気が違う。楽しかった」と、約3カ月ぶりの実戦を充実した表情で振り返った。

今季は、新型コロナウイルスの影響で県高校総体が中止。所属するU-18プリンスリーグ東海も、中止となった同プレミアリーグ所属の3チームを含めた「合同リーグ」としての開催を予定しており、プレミア昇格の可能性が消えた。それでも高野は「レベルの高いチームと公式戦ができる。自分たちの課題と向き合いながら、最高の状態で選手権に臨めるようにしたい」と、今秋の県選手権を見据えた。【前田和哉】