セレッソ大阪U-23が、約3カ月半遅れの開幕戦は黒星となった。無観客の場内には普段聞くことができない選手の声や、村田一弘監督(51)がベンチから「たくー!」とDF島村に叫ぶ声もこだました。

試合前にはピッチ上で調整する選手に向け、リズムに乗って応援するチャントの音を流しホームの雰囲気を演出。選手間の距離を保つため両チームは別々の入り口から入場した。ボトルの共用を避けるために給水の時間も前後半に1回ずつ設定されていた。

島村は小、中学校でオリックス山本由伸投手と同級生で、前日26日には「テレビやツイッターで見て、すごい活躍をしているし、自分ももっと頑張らないと」と語っていたが、悔しい敗戦。

試合は後半43分、CKから鳥取のFW田口裕也(19)に頭で決められた。