J2ジュビロ磐田DF大井健太郎(36)が「恩師」との対戦を心待ちにした。23日ホームのツエーゲン金沢戦(ヤマハ、午後6時30分)に備え、21日は磐田市内で調整。前節町田戦でフル出場した主将は軽めのメニューで汗を流した。

対する金沢の柳下正明監督(60)は大井にとって特別な存在。磐田に入団した03年に指揮を執っていた監督だ。磐田と新潟時代も含めれば、計7年間指導を受けており、「プロとしての厳しさや基礎を教えてもらった」と感謝している。

ただ、敵として迎える試合では負けるわけにはいかない。チームは現在3戦勝ちなし(2分け1敗)。上位に浮上するためにも重要な一戦になる。4戦ぶりの白星を目指し、この日は前節同様の3バックを練習でテスト。大井は「まず無失点で終わることが大事。隙を作らず、集中して戦いたい」と意気込んだ。【神谷亮磨】