23日のガンバ大阪戦をもって現役を引退した、鹿島アントラーズの元日本代表DF内田篤人(32)が24日、オンラインで引退会見を開いた。

ベンチスタートだったラストマッチは、右サイドバックで先発したDF広瀬の負傷で、前半16分に出番が回ってきた。

内田は会見で「試合前に実は、陸斗(広瀬)に『絶対にケガするな、3-0で残り15分でもってこい』と話していたのですが、彼はやってくれました。空気を読んだというか」とおどけた。投入前のベンチでは、ザーゴ監督から「今日の試合は全部責任をもつから、思い切りプレーしてこい」と言われたという。

ピッチに立つと引退するには惜しいプレーの連続で、プロサッカー選手としてのラストプレーとなった後半ロスタイムのサイドチェンジは、劇的な同点弾の起点となった。

それでも内田は「途中から交代しても、最後5分、10分で足が止まっちゃうのは、もう終わりだな、と。あの強度で90分、中2日でやってきた自分がいる。もっと視野も広かったし、蹴るボールももう少し、質が良かったかなと思います」と話し、15年の膝手術後のブランクの影響で低下した運動能力の大きさを強調した。

負傷した広瀬については「だいぶひどいケガなんじゃないか。心配です」と話した。この日別で会見したザーゴ監督は「数日たって検査しないと分からないが、本人は強い痛みを感じたと話しており、時間がかかることが予想される」としており、続報が待たれる。