セレッソ大阪が痛恨の逆転負けを喫した。FW豊川雄太(26)が、リーグ戦では7月26日サガン鳥栖戦以来の先発。その起用に応え、前半28分に先制ゴールも、誇ってきた堅守がミスから崩壊して3失点。浦和レッズに今季公式戦3戦目で初黒星を喫した。

豊川は前節の横浜戦で途中出場ながら移籍後初ゴールを含む2得点をあげた。抜てきに先制ゴールで応じたが、「勝ちにつなげられなかったので、自分の中では意味のないゴール。2点目、3点目を決められるようにならないといけない」と猛省した。

守備的MFから終盤はCBに入った木本は「先制して悪くない試合内容だったが、ミスから調子のいい浦和に飲まれてしまった。先制してから大事な時間がある。そこでのミスでカバーが足りなかった」と振り返る。

2連勝と立て直してきていただけに痛い黒星となった。ロティーナ監督は「内容には満足している。(勝敗には)運、不運があった」と話すが、らしくない負け方は気がかり。逆転優勝は絶望的な状況だが、負けられない次戦ホームのガンバ大阪との大阪ダービー(11月3日)へ、不安が募る敗戦となった。