J3藤枝MYFCが18日、今季の新体制発表会見を静岡県藤枝市内で行った。地元出身の倉田安治新監督(57=藤枝東高出)らが出席。新加入選手11人も抱負を述べた。倉田監督は2015年のJ2栃木SC以来、6季ぶりにJリーグで采配を振る。「地元クラブに声をかけてもらい光栄。全員が個性を発揮することで団結力が生まれ、想像以上の結果につながる」と話した。新チームはこの日の午前中に始動。軽めのメニューで汗を流した。

ジュビロ磐田の下部組織で育ったFW押谷祐樹(31=浜松市出身)は、徳島から完全移籍で加入した。10番を背負い、攻撃の中心として期待される。昨季はJ2徳島を今季J1昇格に導いた。「昇格するチームには良い流れがある。流れをつくり出す手助けができれば」と力を込めた。

GK名良橋拓真(23)は元日本代表DF晃氏(49)の長男で、父子Jリーガーとなった。阪南大(大阪)卒業後、1年間の浪人生活を経て加入。昨年は大阪のクラブに練習参加していた。「無所属だった自分を拾ってもらった。力になりたい」と恩返しを誓った。

今季のクラブスローガンは「一体感~挑む~」と発表された。来季J2昇格へ一丸となって突き進む。【古地真隆】