J2ジュビロ磐田は鹿児島キャンプ15日目の10日、J1サンフレッチェ広島と練習試合(45分×2本、35分×2本)を行った。

1試合目はFW小川航基(23)が1得点。攻撃では小気味よくボールをつなぎ、随所で迫力を見せてゴールに迫ったという。一方で守備の安定感を欠いた。2試合目も含めると、この日は計6失点。鈴木政一監督(66)は「プレーをやり切れない中でミスし、そこから失点につながる場面があった」と振り返った。

格上との実戦で課題は明確になった。指揮官は「やれた部分とやれなかった部分がはっきりした」。チームは11日にキャンプを打ち上げる。14日には磐田でJ3アスルクラロ沼津と練習試合を行う予定だ。鈴木監督は「課題を分析し、選手と共有していく。その中で改善しながらさらに質を上げていきたい」と強調。28日のFC琉球との開幕戦に向けて総仕上げに入る。