J3から昇格したSC相模原は、京都サンガに0-2で敗れ、「J2初陣」を飾ることができなかった。

前半はカウンターを効果的に使いチャンスをつくったが、風下の後半は相手にペースをにぎられた。37分にCKからDFバイスに頭でゴールを許すと、同40分にはMF三沢に強烈なミドル弾を決められ、敗れた。

三浦文丈監督(50)は「ホームなので勝ち点3、最低でも1をあげて良いスタートを切りたかったので悔しい。ただ、結果に対して、悲観的になっていても始まらない。できたことは続け、修正が必要な部分は今後積み上げていきたい」と振り返った。

古巣との対戦となった元日本代表MF藤本淳吾(36)は「J3とは違う、アプローチのスピードだったり、そういう部分の差が出た。1つ1つのプレーの精度、パス、クロスの質、カウンターの強度など、そういうところをもう少し上げていきたい」と前を向いた。

SC相模原は、元日本代表MF望月重良氏が、08年に創設し、神奈川県社会人リーグ3部から活動を開始。14年にJ3に昇格すると、20年のシーズン最終節で2位に入り、J2昇格を決めた。

今月25日には、プロ野球DeNAの親会社、株式会社DeNAが、チームの経営参画を発表した。同社はSC相模原の株式19%を取得することで合意。取締役2人と社員数人をSC相模原に派遣し、トップスポンサーとして協賛する。