J2アルビレックス新潟のMF高木善朗(28)が3戦連発弾でチームを開幕4連勝に導く。20日のホーム群馬戦(午後2時開始)に備え、19日は聖籠町で最終調整。冒頭のみ報道陣に公開された練習でも軽快な動きを見せた絶好調男は、「チームを勝利に導くゴールを奪う」と力強く宣言した。

開幕3戦で2得点2アシストの活躍を見せる高木。好調の要因を「マイケル君、千葉さんが後ろでボールをつないでくれるし、各ポジションに経験豊富な選手が入った。(自身が)中盤の底まで戻ってパス回しに加わらなくていい分、前で勝負できている」と説明。この司令塔に絶対的な信頼を置くアルベルト監督(52)も、「(高木)ヨシは重要な選手。とても賢く、足元の技術、的確なポジショニングで仲間を助け、勝負にこだわるメンタリティーも併せ持つ。まさに若い選手のお手本」と絶賛する。

チームは昨季から取り組むポゼッション重視のスタイルが成熟度を増し、ここまで無傷の3連勝。「毎試合で課題は出るが、連勝しながら修正できることはいいこと。このまま勢いを持続させたい」。今日の群馬戦で高木が得点すれば、J2東京V時代の16年7月以来のリーグ戦3戦連発となる。「若い時、連続得点することは重要と言われていた。次も決定機に多くかかわり、ゴールやアシストを決めたい」と笑顔で決意を示した。【小林忠】