セレッソ大阪の元日本代表FW大久保嘉人(39)が後半途中から出場し、2試合連続のゴールはならなかった。故障明け後、これで公式戦全5試合に途中出場。

大久保は0-0の後半19分からピッチに入った。8日も同じ北海道コンサドーレ札幌と敵地で対戦し、今季6点目となるJ1最多記録を更新する通算191ゴールをMF乾のアシストで決めていた。

この試合は同時投入されたFW山田との連携がさえ、ワンツーを試みたり、後半終了間際には山田の決定機を演出するパスも供給。最後までゴールを割れなかったものの、背番号20は存在感を示した。

乾との連携には「サッカー観は非常に合うし、どこに動いて、どこに出せばチャンスになるとか分かっているので、そこは非常にいいですね」。ともにスペインでプレーした実力者同士の感性が通じ合うようだ。

レビークルピ前監督から小菊監督に交代し、ホームでは未勝利ながら公式戦3勝2敗。好守の切り替えが速く、チームの状態は上向いてきた。「(新監督になってからは)非常に戦い方が安定してきた。アグレッシブで(選手の)立ち位置もよくなっている」と手応えをつかんでいる。次は故障明け後初の先発へ、39歳の大ベテランは「いつでもいける感じです」と強気にコメントした。