川崎フロンターレの優勝決定により今季の無冠が確定した、2位横浜F・マリノスの主将MF喜田拓也(27)が4日、オンライン取材に応じた。

3日のガンバ大阪戦は終始攻めながらも得点できず、0-1で敗れた。5試合を残して勝ち点差12で追っていた首位川崎Fは同日、浦和レッズと引き分けたため、もしG大阪戦に勝利していれば勝ち点差を10に縮められていた。

結果川崎Fとの勝ち点差は13に開き、残り4試合での逆転が不可能になった。喜田は「本気でタイトルを目指していたので本当に悔しいけど、それでも試合はやってくる」と、中2日で迎える6日のFC東京戦に目を向けた。

ACL出場圏の3位以内もほぼ決まっているため、昇降格などを争うクラブに比べると、残り4試合への緊迫感は薄くなりがちだ。しかし喜田は「何か懸かっているものやモチベーションがないと戦えないようでは先はないと思うし、ましてやマリノスというクラブにいる限り、このユニホームを着て戦う限りは、何かが懸かっていようがいまいが関係なく、勝ちだけを目指してやっていくべき。みんなその気持ちを持っていると感じ取れるので、心配はしていない」と力強く話した。