浦和レッズの元日本代表MF宇賀神友弥(33)が契約満了に伴い、今季限りで退団する方向であることが17日、複数の関係者の話で分かった。近日中にも発表される。埼玉生まれで、浦和の下部組織を経て流通経大から浦和入り。MF阿部、DF槙野に続きファンに愛された男がチームを去る。

浦和一筋。12年目の今季はここまで17試合に出場。両サイドバックをこなす職人だが、新加入の日本代表DF酒井、元日本代表DF西らとのレギュラー争いで、出番が減っていた。それでも、自身約2カ月ぶりとなった6月23日のリーグ柏戦では約2年ぶりの得点。「年1って言われていましたけど、2年に1回になってしまいました」と話すなど、常にチームを明るく盛り立ててきた。

ピッチを離れれば、地元の埼玉・戸田でフットサルコートなどを運営し、女子アスリートの支援やマネジメントも手がける。今後の動向に、注目が集まる。