名古屋グランパスのマッシモ・フィッカデンティ監督(53)は、敵地での完勝を喜んだ。後半は自陣でのミスから1失点したが、満足の結果だという。残り2試合で逆転3位への望みをつないだ。

-試合の総括を

フィッカデンティ監督 (試合の)入りがすごくよくて、前半は言うことのない展開だった。こちらが準備した相手の裏を突くという攻撃がしっかりと決まり、最初は相馬からシュヴィルツォクへ、2点目は前田から(柿谷へ)というところで、相手は後ろを追いかけながら対応しないといけない中で、ゴールが入ったのでよかった。

-後半はミスで1失点

フィッカデンティ監督 後半は「ちょっとバカなゴール」という言い方をするが、立ち上がり(後半8分)に失点してしまった。「バカなゴール」というのは決して選手に対してではなくて、ちょっと気の抜けたところもあっていろんなミスが重なり、必要のないゴールだったのでそういう表現をしたいと思う。ああいった形になると、スコアの状況にかかわらず、相手にやらせないために最後まで走ってプレスをしっかり掛けてという状態になる。そういったハードな展開に自分たちでしてしまったというところがある。とにかく勝利を目指し、試合内容も決して悪いものではなかったので満足している。

-後半は失点以外にもピンチが多くあった

フィッカデンティ監督 こういう試合が毎回続くというよりは、我々にとって珍しいものだったし、前半のスコアで後半の入りからいくつかそういう場面が出てしまったところには軽さがあった。相手に1点を与えた後、最後までピリッと締めてやり切ったと思うし、そんなに繰り返すことではないと思うので心配はしていない。