J1清水エスパルスMF松岡大起(20)が、勝利での残留決定へ意欲を示した。30日は静岡市内で練習。12月4日の最終節・セレッソ大阪戦(アイスタ、午後2時)に備えた。

現在15位で、降格圏17位徳島ヴォルティスとの勝ち点差は「3」。最終節に引き分け以上で、自力での残留が決まるが、勝利を目指す姿勢は揺るがない。「全員が練習からタフにできている。最後は必ず勝って終わる」と闘志を燃やした。

前節の浦和戦(1○0)では、後半ロスタイムの決勝ゴールで今季初の連勝を飾った。平岡宏章監督(52)の就任後、3試合で2勝1分け。無敗を継続し、残留へ歩みを進めてきた。今夏に完全移籍で加入した松岡は「勝つために何ができるか考えてプレーしてきた。全員で集中して戦えている」と手応えを示した。

最終節のチケットは既に完売した。「サポーターに『来て良かった』と言ってもらえるように準備する」と松岡。大勢のサポーターの前で、白星を挙げて残留をつかむ。【古地真隆】