鹿島アントラーズとJ2水戸ホーリーホックが戦う開幕前恒例の茨城ダービー・プレシーズンマッチは、水戸が1-0で競り勝ち、16回目の大会で初勝利を手にした。

キャンプ中から押し込まれたときの守備を重点的に取り組み、この日も鹿島の厚みのある攻撃を耐えてしのぎ、鋭いカウンターから奪った得点を守りきった。水戸の秋葉忠宏監督(46)は「16年目で初勝利は歴史を変えるに値する出来事。逃げ切るシフトも公式戦で試せた。鹿島相手に逃げ切れたのは若いチームにとっては大きな収穫。非常にいい成功体験ができた」と大きな手ごたえを口にした。

決勝点を挙げたのが、今季から浦和レッズから加入したFW木下康介(27)。高校卒業後、欧州に渡り、昨季Jリーグに戻った「逆輸入」選手だ。昨季は浦和で2試合の出場にとどまり、公式戦からは遠ざかっていたが、鹿島相手に大きな仕事をしてみせた。木下は「ビッグクラブからのゴールはうれしい」と振り返り「去年は(試合に)出られなくて、難しかった。今日の試合で、ぴりっとした雰囲気を経験し、結果も良かったので、今年はこのままの勢いで、コンスタントに試合に出続けられれば」と話した。