J2アルビレックス新潟の新戦力、MF伊藤涼太郎(24=前J1浦和レッズ)がチーム1号ゴールを奪い、チームを今季初勝利に導く。今日26日のアウェー大宮アルディージャ戦(午後1時開始)に備え、25日はクラブハウスのある聖籠町での最終調整に参加した。強気なドリブルと強烈なシュートで攻撃を活性化させるトップ下は2試合連続先発出場が濃厚。開幕の20日仙台戦(ユアスタ)でスコアレスドローに終わった悔しさを、今節にぶつける。
涼太郎が“涼しい顔”で移籍後初ゴールを狙う。報道陣に冒頭の約20分のみ公開されたこの日の練習。伊藤はドリブルやパスの感覚1つ1つを確かめるようにプレーした。大宮戦の前日会見では「(今季)チーム1号(ゴール)は狙っている。チャンスを仕留めて勝利に貢献したい」と力強い言葉を並べた。
今季J1浦和から完全移籍で加入。開幕のアウェー仙台戦で2シャドーの一角で先発出場を果たすと、相手ギャップ間でパスを引き出してFW鈴木、MF高木との連係でゴールに迫った。「(新潟は)DF陣の技術が高くいい位置に動けばパスがくる。そこから中央3人のいい距離感を保てればもっとゴールに迫れる」と手応えを得た。
ただ、仙台戦はチームで13本のシュートを放ち、11本のCKを獲得しながらもゴールを奪えず、0-0のドロー発進となった。「守備陣が抑えてくれたのに攻撃陣はゼロで終わってしまった。責任を感じる。反省を次に生かさないと」と言った。
新潟積年のテーマ「決定力不足」の解消へ向け、ゲームメーカーにも、ポイントゲッターにもなれる伊藤には大きな期待がかかる。「ゴール前でのひらめきやアイデアは自分の武器。どんどん出していく」。仙台戦後は昨季現役引退した田中達也コーチ(39)主導で攻撃練習が繰り返された。「試合に近いシチュエーション。イメージの共有はできたので(実戦で)崩しの質や回数を増やしたい」。
開幕から2戦連続でのアウェー戦となるが、「先制点を奪えば、勢いをうちに持ってこれる。どんどん仕掛けたい」。敵地での勝ち点3奪取へ、攻撃をけん引する。【小林忠】
<MF星雄次は平常心>
MF星雄次(29)は平常心で今季初勝利貢献を誓う。開幕仙台戦では0-0の後半27分からピッチに投入されるとシンプルにパスを散らしサイド攻撃を引き出した。「ボールを前に運ぶことを意識した。ゴールに向かうところをもっと突きつめたい」。大宮は昨季の第12節(5月5日、3-2)で決勝点を決めた相手だが「自分たちの狙いを貫くことが重要だし、アイデアを出し合っていくことが大事」と特別な意識もなく、冷静だった。



